喪主の決め方
お葬式の全体を監督し、決定権を持つのが喪主です。
喪主は「誰がならなくてはいけない」というルールはありません。
しかし世間体というのもありますので、配偶者がいる場合は自然の流れで配偶者がなります。
ただし、喪主が高齢で理解度が低下している場合や、病気がちな場合は、一般的にご子息がなります。
私たちのお客様で、配偶者の方が葬儀の打合せや段取りの話が十分できる場合にもかかわらず、「喪主は息子に」などと言われる方がおりますが、
やはりそこは配偶者の方が喪主を務めた方が良いでしょう。
会葬礼状などにも喪主の名前が記載されるので、息子さんの名前が書かれている方が不自然です。
おそらく、私たち葬儀社と打ち合わせをするには、若い世代に任せておいた方が安心だという理由からでる言葉でしょう。
もちろん、細かい打合せなどはご子息に任せる方が良い場合が多いのですが、文面上の喪主はやはり配偶者の方のほうが会葬者から見ても自然です。
喪主になったからといってすべての責任を持って全部決めるという事ではありません。
家族のバックアップがかなり重要になってきます。
元気に見えても伴侶を亡くした悲しみは、想像以上のものがあると思います。
普段の精神状態ではないのに加えて、慣れない葬儀の打合せや段取りを理解しているようで理解できていない場合も多いので、家族全員が良く把握して喪主と一緒に行っていく事が大切です。
訃報の連絡や供花のとりまとめなど、葬儀に直接関係する事はもちろんですが、ご近所への対応や、喪主(親)の様子や体調の管理なども見落とさないようにしましょう。
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