遺影写真の決め方や選び方はどのようにすればいいのでしょうか。
まずは「一番表情の良いもの」を選ぶことです。
当たり前の様ですが、表情の良い写真を選べば、
着ている服装が気に入らなかったり、ラフすぎたとしても、
合成で着せ替える事も、背景を消すことも何でもできます。
一昔前と違い、かなり合成の技術は高く、、
プリントしてあるものでも、ネガでも、デジタルデータでもそれなりにお顔が大きく写っていれば綺麗に仕上がります。
それなりに大きくとは少し漠然としていますが、イメージ的にはピントが合っていて
顔の写り方が最低でも1円玉サイズ位があれば良いと思います。
もちろん合成をしなくても済むような、気に入っていた洋服であったり、
家族旅行へ行った時の美しい背景で写っている写真があればベストです。
かといえ、なかなか思うような写真がないのも事実です。
その場合は、表情の良い写真、気に入った洋服の写真、背景はこれ、などと
それぞれバラバラに用意をしても問題はありません。
例をあげます。
作成をさせていただいたTOP画像の男性の遺影写真ですが、
元は、「顔、ブレザー、背景」すべてばらばらのものでした。
たいへんゴルフがお好きで、ジャケットを着て出かけていたようです。
「よく着ていたジャケットはこれなんですけど」と奥様に現物を見せていただいたので同じメーカーの
画像をお借りして合成しました。もちろん背景はゴルフ場です。
ご遺族様にとってお父さんらしい遺影写真が用意できたのでは無いでしょうか。
遺影写真は、葬儀の装飾の中でも、まずご弔問の方の目にとまり、故人らしさを偲ぶと言う意味では
かなりウエイトを占めるアイテムです。
なるべく良いものを探したいですよね。
次回、「遺影写真に使う写真がない」に続きます。
コメントをお書きください