お通夜のお料理について
通夜ぶるまいとは、「お通夜の席でお食事を振舞う」という事です。
お通夜に行かれたことがある方はお焼香やお参りが終わった後、
「お清めの席へどうぞ」と葬儀社や係りから別部屋に案内をされた経験があると思います。
ちなみに「清める」という言葉が使われるのは、古来より「死は穢れ(ケガレ)」と言われていたのでそれを
「祓い清める」という風習の名残りです。
「故人と最後の夜にお食事を共にする」という意味があるのですが、
現在は、弔問に来て下さった方へのおもてなしの意味が強いです。
さて、実際に葬儀社と葬儀の準備の打合せをしている時に、意外と悩むのがこのお通夜に準備するお料理です。
小さなお葬式で、参列をする人数もほぼわかるような場合は別ですが、
お通夜の席にどのくらいの方が弔問にみえるかは、はっきりとはわからないからです。
よく、「お葬式の料理はあまりすぎてもったいない」なんて言葉も耳にしますが、
それは、はっきりいって葬儀社の担当者の打合せ不足といいますか、技量不足でしょう。
お通夜のお料理を注文する際は、全体のおおよその人数の半数から7割くらいの分量が適切です。
その量はどの斎場で葬儀をするかにもよります。
例えばですが、式場内は十分広いのに、お清めの部屋が狭いなんていう式場もあります。
そのような場合は、狭いお清め所に人数分用意しても、人が入りきれず帰ってしまいます。
またその逆でゆっくりと座れるような広い所でしたら半数では足りなくなります。
この部分の見極めは葬儀社の担当者の経験値や技量によります。
細かいところまで親身に考えてくれる信頼できる葬儀社を選ぶようにしましょう。
また、お通夜の料理のご予算ですが、一人あたり3000円~位が相場でしょうか。20名分を用意するのであれば6万円~といった具合です。
また、同じ予算をかけても、工夫して見栄え良くすることも大切です。
握り寿司の台数を少し減らして、巻き寿司も混ぜて量を増やすとか、サンドイッチを用意するなんて事もできます。
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