ご遺体の安置場所

故人はどこに安置するべきなのでしょうか。

病院や施設は基本的になるべくすぐに葬儀社に来てもらって
搬送をするようにと伝えられます。

ですので万が一の時に、どこへ故人を安置してあげるかを考えておく必要があります。

自宅でのご安置の場合は、お通夜なり、お葬式なり、それまでの間
お布団の上でお休みになります。

必ず葬儀社はドライアイスなどの冷却剤を使い故人様にお手当てを行います。

その際にかかるドライアイスの費用ですが、葬儀社(東京の場合)によりますが、1日分として8千円~1万円ほど必要です。

次に各葬儀社に霊安室にご遺体の安置をお願いする場合です。

霊安室には大きく分けて3種類あります。

①自社で霊安室を完備しているところ。

自社で霊安室を完備している葬儀会社の費用はそれぞれですが、
これは1日3000円の低価格のところもあれば、2万円ほどする高額なところもあります。

費用の話は別として、メリットとしては面会がしやすいというのがあります。

但し、逆の事をいうようですが、面会はできないと言われる場合があります。
この場合は注意が必要です。

それは面会に来てもらえないような「きちんとしていない場所」へ安置をする、
悪徳葬儀社がある事も事実です。

預ける前にどういった場所に安置をするのかを必ず確認してください。
言葉を濁すような葬儀社はキャンセルしましょう。

②提携先の霊安室を利用して、お客様にご案内をするところです。

これは、葬儀社が提携をしている寝台車会社 

(故人様のお迎えや搬送移動を専門としている会社)が、所有している霊安室です。

多くの場合はひとりひとり入れる個別の冷蔵庫タイプが数個あり、冬場、夏場に関係なく安心して預ける事ができます。
面会も時間制限などの約束はありますが可能です。

費用は紹介をしてもらった葬儀社に支払うことがほとんどです。
1日あたりの保管料金は概ね1万円前後になります。

同じように寺院や、民間の企業が持っている霊安室の場合もあります。

なるべくご自分のお住いのそばでのご安置をお考えの方は、葬儀社へ
何か所かピックアップしてもらうと良いでしょう。

③市営、公営の斎場です。

霊安室の設備がない公営斎場もあるのですが、設備がある斎場では
比較的安価に安置することが可能です。

こちらも個別の冷蔵庫タイプが多いです。

1日目は無料。ですとか、1日あたり2千円~3千円の場合が多いです。
(もう少し高いところもあります。)

但し、受け入り時間に限りがあるとか、面会時間がかなり少なかったり、面会自体ができない公営斎場もあるので、

葬儀社を通してご確認ください。