家族が余命宣告を受けた時、危篤の時にする事、心構えのお話
生前から葬儀のご相談をして頂く場合も非常に多いです。
その場合、葬儀の費用やそれに伴った内容の確認などをするのですが、
ご相談に来られた根底にあるのは、
「その時に」取り乱してしまう事をわかっているので、葬儀の段取りだけでも知っておきたいという事が共通しています。
先日私たちの所へ葬儀の事前相談をしに来て頂いた奥さま(60代)もそうでした。
その方は入院をしているご主人様のご相談だったのですが、余命宣告をされているにもかかわらず、他の受け入れ施設を
早急に探し次第、退院をしなければいけないそうです。
奥様は「私ひとりで色んな事を考えなければならないの。大変だわ。」
と漏らしていました。
奥様には30代と40代の息子さんがいます。
私はその時には家族の問題なのであえては聞かなかったのですが、実際にこのように余命宣告を受けている家族は
想像以上にストレスがかかっているのだと思います。
このページをご覧になっている方で、同じような境遇の立場の方もいらっしゃるでしょう。。。
このように、看病も大変な中、現代の医療制度では今入院している病院からも出されてしまう可能性もあるので、
その事も良く考えておくことも必要です。
あと、実際にやっておくほうが良い事としては、
“まだ本人が少しでも元気なうちに会っておきたい人や会わしておきたい人に連絡をしておく事。”
私たちは葬儀場で「あの時呼んでくれなかった」「お見舞いにも来なかった」など、ご遺族の関係者様が
ひそひそ話をしているのを耳にする事が良くあります。
“万が一、危篤やお亡くなりになった時に来てもらう範囲も決めておく。”
人間、異常事態の時には何も考えられなくなってしまいます。連絡先メモを作っておいて、
そのコピーも落ち着いた対応を出来る人に渡しておくなどした方が良いでしょう。
悲しい現実ですが、「死は突然訪れる」という事も覚えておきましょう。
“ちょっと目を離していた隙に”
“朝は元気だったのに出かけていたうちに”と
死に目に会えなかったよという話もたくさん聞きます。自分を責めて立ち直るのに時間がかかります。
このことを心に留めておいてください。
色々な場面があると思いますが、イザという時にこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
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